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2007年03月06日
米国発 高カロリーの食事に「待った」
アメリカのレストランチェーンの多くでは、1日の必要摂取量に相当するカロリーと脂肪分を含んだ「究極のメニュー」を提供しており、注文した食事に関して客に正確な情報を伝えることを怠っている、と消費者グループが27日、発表した。
公益科学センターの関係者は、鶏肉とパスタを主体に、チーズをたっぷりのせた料理をレストランで出る食事の例として引き合いに出し、こうした料理が全国的な問題である肥満と心臓病を増長させると話した。
センターの関係者は、レストランのメニューに栄養情報を掲載することを飲食業界に強制するよう、地方自治体、州立政府そして各国の政府に呼びかけた。消費者グループの代表、マイケル・ジェイコブソン氏は、“テーブル・サービス”を売り物にする「ルビー・チューズデー」や「ウノ・シカゴ・グリル」など、チェーン展開しているレストランに焦点を当て、このようなレストランでは非常に体に悪い素材ばかりを使っていると攻撃した。「テーブル・サービスを行うレストランでは『究極のメニュー』が新しい食事の仕方として導入されている。すさまじい勢いで広がっている肥満、心臓病そして脳卒中に真剣に取り組むのであれば、まずはレストランの食事を改善することです」とジェイコブソン氏は語る。
ジェイコブソン氏が率いる消費者グループは、レストランで出るありとあらゆる料理をたびたび批判することで知られている。批評家の中には、このグループを“自称”「フード警察」であるとしてあざ笑う者もいる。
ジェイコブソン氏は「ウノ・シカゴ・グリル」で提供されている前菜の中には2050カロリーのものがある、と集まった取材陣に実物を見せて話した。それは詰めものをしたジャガイモの皮とピザを足して2で割ったような形をしており、厚いピザ生地にモッツァレッラチーズ、チェダーチーズ、マッシュドポテト、ベーコンそしてサワークリームを詰めたもの。さらに、「ルビー・チューズデー」の「フレッシュ・チキン&ブロッコリー・パスタ」はチーズなどがこれでもかと盛ってあり、一皿で2060カロリー、脂肪分は128グラムにもなると話した。氏はこの料理を、狭くなった血管を開く手術、血管形成術を意味する「アンジオプラスティー」という単語と「パスタ」を合成し「アンジオプラスタ」と名づけている。
ほかには「チーズケーキ・ファクトリー」が提供する「クリスのびっくりチョコレートケーキ」が一切れで1380カロリーもある。それはケーキ生地とブラウニー、中味はココナッツとペカンの実、そしてチョコチップとココナッツが入ったチーズケーキが層になったものだ。
1日の平均的な必要摂取カロリーは女性で2000カロリー、男性で2500カロリーと言われている。
業界団体「全国レストラン協会」によると、レストランの多くで栄養に関する情報を提供しており、そのほとんどがヘルシーな料理も取り入れている。協会は声明文の中で「特定のレストランのメニューの中から、特にカロリーが高い品目を選び、それがすべてのレストランに共通していることだとするのは、非常に誤解を招きやすく、的確ではない。一般の人に与える弊害は大きい」と発表した。
