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2006年08月08日

肥満解消のポイント

「肥満解消のために食事を減らす」「運動では歩くことが重要」と言われても、経験者であれば実際に続けることの難しさがよく分かるでしょう。
続かない理由は強力な動機がないからです。
今回は肥満を解消するための必要な考え方についてお話します。

(1)まず、肥満の何がいけないのかをしっかりと理解します。
肥満があると糖尿病、高脂血症、高血圧を合併しやすくなり、その結果、心筋こうそく、脳こうそくを起こしやすくなります。
心不全、関節障害、睡眠障害、不妊、ある種のがんなどを引き起こすこともあります。

(2)次に、自分の人生で大切なことは何かを考えます。
それらは皆、自分が健康でなくてはできないことばかりです。
しかし、肥満から起こる病気を抱えると、やりたいことができなくなり、さらには家族を巻き込むことにもつながります。
それがわかれば、肥満のない健康な状態が自分にとっていかに大切かを考えるようになり、肥満を来す不健康な生活習慣も変えられます。
これが「ライフスタイルを変える」ということなのです。

(3)以上の経過をたどれば食事療法と運動療法もスムーズにいきます。
大人の場合は体重を減少させますが、子供の場合は原則として無理に減量させません。
体重を維持していれば、背が伸びて肥満が軽減するからです。
運動は、歩くこと、こまめに体を動かすこと―が大事です。
子供にも万歩計は有効ですし、TVゲームは立ってさせましょう。
最近の動向をひとつ。
トレーニングによる筋肉量増加は大人の肥満解消に役立ちます。
指導できる医師が少ないのが問題ですが、プロポーションが改善し、太りにくい体質になり、肥満予防にも有効です。

(4)子供の肥満は大人の肥満に移行しやすいので小児期の予防が重要です。
子供の肥満は家族の生活習慣が反映して起こるので、医者任せにしないで家族全体で取り組むとうまくいきます。
子供に肥満傾向が出てきたら、医師と両親が現在の生活習慣の問題点を一緒に考えるという姿勢が理想的ですね。

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