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2006年03月

2006年03月30日

小中高生の肥満割合増える、全体の12%に

ソウル市教育庁が29日に明らかにしたところによると、昨年に市内の小中高生17万4506人を対象に実施した身体検査の結果、全体の12.2%が肥満の判定を受けた。割合は前年の10.9%から1.3ポイント増えている。
 このうち軽度の肥満に分類されたのは8万9187人で全体の6.25%で、前年の7万9886人、5.5%から増加したほか、中レベル肥満も6万794人、4.4%から6万8178人、4.77%と増え、高レベル肥満も1万6538人から1万7141人に増えた。

 肥満レベルは、身長から100を引いた数字に0.9をかけて算出する標準体重を基準に、21~30%を超えれば軽度、31~50%超えれば中レベル、51%以上超えれば高レベルとなる。

 教育庁関係者は「生活環境と食生活などが急激に変わっており、学生らの感染性疾患が減少している半面、肥満や高血圧、糖尿病、動脈硬化など慢性退行性疾患は増えている」と指摘している。

 一方、ソウル市内の中学生のうち、視力矯正者または視力矯正対象者の割合が2000年の52.1%から昨年は61.3%に増加していた。高校生は64.7%、小学生は38.3%だった。学生らの視力低下は、遺伝的な原因のほか、長時間のテレビ視聴やコンピュータゲームなど後天的な原因などが複合的に作用したもので、明るくない学校の教室環境も影響を与えているものと分析される。


2006年03月26日

米研究者脳内に肥満抑制物質を発見

米国のアインシュタイン医学院の研究者は、脳内に、食欲を左右し、肥満を抑制する化学物質を発見したと発表した。

 この化学物質は一種の補酵素で、視床下部から分泌された物質であり、食欲を抑制する作用を持っている。

 研究者たちが、成年ネズミの脳内に、この化学物質の作用を抑制できる酵素を送り込むと、ネズミの食欲が大幅に増えて肥満を起し、18週間で体重が倍増した。

 今の研究はまだ初期段階であり、最終的にこの研究成果を生かして、肥満患者の新しい治療薬の誕生を、研究者たちは期待している。


2006年03月25日

ルバーブの売上げが急増!

アトキンズ式ダイエットに代わって、芸能人の支持を受けているGIダイエットの流行により、健康志向の人々の間でルバーブ(和名ショクヨウダイオウ)=写真=の人気が復活し、その売上げも過去数年で2倍に上昇していることが伝えられた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。

ルバーブといえば、英国では第二次世界大戦中、手早く食べられる菓子代わりに、ルバーブの茎を袋入りの砂糖につけてなめるのが一般的だったが、戦後、他の菓子が手に入るようになると、ルバーブの存在は忘れ去られてしまったという。

ところが、最近になって、この野菜が低炭水化物ダイエットに最適な食品であることが分かり、人気が再燃。アントニー・ウォラル・トンプソンといった人気シェフも、自ら著した2冊の料理本でルバーブの良さを宣伝したことも、多くの人がルバーブの魅力を再発見するきっかけになったとみられている。

ルバーブを取り扱うある業者は、ルバーブの年間需要量が2001年の500トンから、現在では1,000トンに増えたとコメント。他の業者も過去5年の間に、同様の需要増加をみているほか、スーパーマーケットでも今年の1月までの過去1年間で、100%の売上げ増を記録しており、ルバーブは最も売上げが伸びた野菜であるという。

GIダイエットは、GI指数の低い食品を摂取することで血糖値の急激な上昇を防ぎ、太りにくい身体を作ろうとするもの。このダイエット法は、1970年にインシュリンの分泌をコントロールするため、糖尿病患者を対象に実施されてきたが、低炭水化物や赤身の肉も食べることができることから、健康的に痩せられる新たなダイエット法として注目され、米TVドラマ「セックス・アンド・シティ」の女優キム・キャトラルさんや、モデルのジョディ・キッドさん、歌手のカイリー・ミノーグさんなどが実践したことで知られる。


2006年03月24日

妊婦のダイエットと低体重児出産のリスク

BC州公衆衛生の専門家は、新生児の低体重児が占める割合の増加を懸念しており、妊娠中の栄養摂取は、質だけでなく量も大切であることを妊婦に指導している。同州保険局は、新生児の5%以上が、5.5ポンド(約2500g)未満の低出生体重児で、州内では、約300人の新生児が体重不足であると報告。低出生体重児の原因として、ダイエット、喫煙、麻薬、飲酒、栄養不足、過剰運動、ストレス等があげられている。

妊娠中の体重増加は、新生児の体重に影響し、低体重児は、心臓、肺、消化器官等の疾患の可能性が大きく、その後の知能発達に問題が生じることも報告されている。最近の研究報告では、妊婦の多くは、健康な食生活の大切さを理解しているが、栄養を十分に摂取するとの重要さを認識している人は調査対象のわずか3%であることが判明。有名女優の妊娠中の体重増加による体型のくずれを批判するゴシップ誌等を含む社会の影響により、スリム志向の妊婦が増加、妊娠中も太りたくないと、故意にダイエットをする妊婦もいるという。カナダでは、妊娠中の体重増加は25~30ポンド(約11~13kg)程度に押さえるように指導されている。


2006年03月21日

ダイエット飲料、さらに売上げアップ

肥満への警告が十分行き渡ったおかげか、英国内でダイエットを意識した清涼飲料の売上げが順調な増加率を示していることが伝えられた。

消費者が健康志向になり、同じコーラでも、通常のコーラより、低カロリーの商品を選ぶようになったことで、通常のコーラの年間売上げは3%低下し、5億8,400万ポンド(約1,168億円)になった一方で、低カロリーのコーラの売上げは6.6%上昇し、6億100万ポンド(約1,202億円)。消費量も通常のコーラが4.8%減って、7億5,000万リットルとなる一方、ダイエット・コーラは5.1%増え、8億3,800万リットルとなったという。

健康に悪いというイメージが定着し清涼飲料水の製造元が株価急落に苦しむ中、そのようなメーカーのひとつでもある、英国の大手清涼飲料メーカー「Britvic」が行った報告によると、清涼飲料でもより健康的な商品の需要は高まっていることが判明。同社が製造している商品のうち、スムージー(果物などを果肉ごと飲むタイプのジュース)が売上げを72%上げて7,900万ポンド(約158億円)と、最も高い売上げ率を記録したほか、ボトル入りウォーターが9%、純粋なジュースも7%、それぞれ売上げを伸ばしたとされる。

しかしながら、清涼飲料市場で全体の22%と、最も大きなシェアを占めるのは依然としてコーラで、次に純粋なジュースの17%、ミネラル・ウォーターの11%と続くという。

ちなみに人気のあるコーラの銘柄は1位が「コカ・コーラ」、2位が「ダイエット・コーク」、3位が「ペプシ・コーラ」、4位が「ペプシ・マックス」。「Britvic」社では、レモンやライムといった、フレーバーつきのダイエット・コーラが、コーラ人気を支えているものと分析しているが、スーパーマーケットでは「ダイエット・コーク」、パブやバーでは通常のコーラが、あいかわらず最も人気のある清涼飲料であるとの報告もなされている。


2006年03月19日

肥満要因群、脳卒中と関係 危険度最大5.3倍

 太鼓腹や高血糖など、肥満と深くかかわる要注意項目が増えるごとに、脳卒中になる危険度も増し、最大5.3倍にもなることが、国立循環器病センター(大阪府吹田市)の大規模調査で分かった。肥満要因群と脳卒中の関係はこれまで国内のデータがなく、はっきりしていなかった。19日に横浜市である日本脳卒中学会で発表する。

 同センター循環器病予防検診部の小久保喜弘(よしひろ)医師らは、89年に吹田市の住民台帳から無作為に選んだ30~70歳代の男女計1万2200人のうち、同センターで健診を受けることに同意した5895人を対象に調査。この人たちを89年9月から98年3月までの8年半、2年ごとの定期健診や毎年の問診などで追跡し、その間に脳卒中を起こした79人と起こさなかった人で発病危険度と健診データとの関係を分析した。

 検討したデータは、へそ回りのウエストサイズが男性85センチ以上、女性90センチ以上▽血液中の中性脂肪値が150以上、または「善玉」であるHDLコレステロール値が40未満、またはその治療で服薬中▽血圧の上が130以上または下が85以上または服薬中▽空腹時の血糖値が110以上または服薬中――の四つ(血液データの単位は血液0.1リットル中のミリグラム)。いずれも健診でおなじみの項目だ。

 あてはまる項目がない人が脳卒中を起こす危険度を1とすると、一つだけの人は、ない人と危険度の差がなかったが、二つの人は1.9倍、三つで2.8倍、四つでは5.3倍に跳ね上がった。

 内臓脂肪量の指標の(1)を満たし、そのうえで(2)~(4)のうち二つ以上当てはまると、肥満を機に起きるメタボリックシンドロームと診断される。この病気は心血管障害が中心で、脳卒中との関係は明らかでなかった。小久保医師は「肥満の要因がこれほど脳卒中に関係しているとは意外でした」と話す。


2006年03月17日

20~50歳代の女性、80%に「ダイエット経験あり」

 女性の多くが励むダイエットだが、意外と「効果は出ない」もの――。情報調査会社のインテージと、インターネット検索大手のヤフーが今年2月実施した「美容と健康に関する意識調査」でこんな結果が出た。

 20~50歳代の女性472人を対象に実施。うち80%に「ダイエット経験あり」。しかし、「最も効果があった方法」を聞いたところ、「ひとつもなかった」との回答が最も多く、37%を占めた。

 興味がある方法では「骨盤矯正」(53%)「ヨガ」(44%)が、やはり人気。一方で「1か月で理想体重になる画期的な方法が見つかったら、いくらまで金をかけるか」との設問には「0円」が40%に。それなりの努力や投資なくして、やせられないとも思うのだけれど……。


2006年03月16日

世界の成人3億が肥満 子供1.7億が体重不足

世界保健機関(WHO)は13日、世界の約1億7千万人の子どもが標準体重を下回り、また約3億人の成人が肥満であるとの報告を発表した。ジュネーブで開催中の第33回栄養委員会年度総会の開幕式で発表された。新華通信社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

WHOは、同会議を通じて、この二つの問題を解決するための行動綱領を制定するよう各国に呼びかけた。

報告によると、世界には、標準体重に満たない子どもが1億7千万人おり、うち300万人が毎年死亡している。また統計では、約10億人の成人が標準体重を超過し、そのうち3億人が肥満であることも明らかになった。さらに、このような人々は、心臓病、心血管疾患、がん、糖尿病など肥満と関係ある病気にかかりやすいとしている。

WHOは、肥満や痩せすぎは単に富裕国か貧困国かの問題ではなく、国家の発展に関係する問題だとして、警告を発している。


米、炭酸飲料売り上げ減

米国で昨年、コーラをはじめとする炭酸飲料の売り上げが過去20年で初めて減少したことが13日までに明らかになった。炭酸飲料は「子供の肥満の原因」とやり玉に挙げられている。炭酸飲料の代わりにペットボトル入りの水が売り上げを伸ばしており、炭酸飲料離れは一段と進むとみられている。

 米業界誌ビバレッジ・ダイジェストのまとめによると、昨年米国で売れた炭酸飲料の総数は、前年比0.7%減の102億ケース。

 炭酸飲料の代表選手で米文化の象徴ともいわれるコーラの場合、コカ・コーラ社の基幹商品、クラシックが同2.0%減、ペプシ社のペプシは同3.2%減を記録。

 カロリーを抑えたダイエット・コーラを見ても、ダイエット・ペプシ(ペプシ社)が同1.9%減。ダイエット・コーク(コカ・コーラ社)でも同0.1%増とほぼ横ばいだった。

 米国で炭酸飲料の売り上げが落ちたのは、最近の健康志向の高まりに加え、昨今、社会問題化している子供の肥満の原因との説が浮上しているからだ。

 専門家らによると、米国人が摂取するカロリーの5分の1は飲料が占めている。米では約600ミリリットルの炭酸飲料に67グラムの砂糖が入っているといわれている。カロリー換算だと約250カロリーだ。

 これら炭酸飲料といったジュース類の消費量は、1977年から約20年間で、大人で約1.6倍、子供で約2倍に増加。肥満もほぼ倍増していたという。しかし、反対派は「肥満の原因は運動不足や偏った食生活。責任を炭酸飲料に押し付けるのはおかしい」と反発している。

 飲料業界に詳しいアナリストは「炭酸飲料はここ数年で今より1%程度は売り上げを減らすだろう。炭酸飲料を飲むのをやめた人の約6割が、ペットボトル入りの水を飲み始めているという調査もある。これからはペットボトル入りの水が売り上げを伸ばすだろう」と分析している。

 別のアナリストは「健康志向の高まりだけが原因ではない。消費者が全く新しいタイプの飲料を求め始めているのが原因ではないか」と予想している。


2006年03月13日

炭酸飲料は肥満の原因か

 肥満が国民病ともいわれる米国では、ダイエット法の効果などをめぐって数々の論争が巻き起こってきたが、最近特に注目を集めているのは「炭酸飲料原因説」だ。炭酸飲料の摂取量と肥満との相関関係を示す研究結果が相次いで発表され、たばこと同様に健康被害の警告表示を義務付けるべきだとの声まで上がり始めた。これに対し、飲料業界は激しい反論を展開している。


専門家らによると、米国人が摂取するカロリーの5分の1は飲み物が占める。炭酸飲料など、砂糖を含む清涼飲料水が肥満にかかわっているとの説は、これまでも何度となく浮上してきた。


関連を主張する専門家らによれば、米国内のソフトドリンク(清涼飲料水や乳飲料)の消費量は、1977年から97年までの間に成人で約1.6倍、子どもで約2倍に増加。同じ期間に、肥満もほぼ倍増した。ハーバード大の小児科医、デービッド・ラドウィグ博士が、マサチューセッツ州の学童548人を対象に行った調査では、甘い清涼飲料水を飲む量が1日に1本分増えると、肥満になる率が60%増加するとの結果が出た。同博士は、ファストフードや清涼飲料水に「肥満税」をかけるべきだと主張している。


また、清涼飲料水などの甘味料として使われる「高果糖コーンシロップ」には、砂糖などと違って満腹感を感じさせるホルモンの分泌を促す働きがないため、カロリーの取りすぎにつながりやすいとの指摘もある。ペンシルベニア州立大の栄養学者らが女性44人を対象に行った研究では、食事の前に炭酸飲料を飲んだグループと水を飲んだグループ、何も飲まなかったグループを比較したところ、食事で最も多くのカロリーを摂取したのは炭酸飲料グループだったという。


「炭酸飲料などの摂取によって食生活全体が影響を受ける可能性もある」と語るのは、ノースカロライナ大のバリー・ポプキン氏だ。政府が全米の9500人の食生活を調査した統計を基に、「炭酸飲料を大量に飲む人はファストフードの利用が多く、野菜の摂取が少ない」との傾向を指摘している。同氏は「炭酸飲料にはたばこと同じような販売制限や、警告表示が必要だ」と主張する。


一方、米飲料協会(ABA)のリチャード・アダムソン氏は、ポプキン氏らの主張を「ばかばかしい」と一蹴(いっしゅう)。「肥満の主な原因は運動不足と不健康な食生活。炭酸飲料のせいだという確かな根拠はない」と語る。同氏は、ハーバード大での別の研究を挙げて、ラドウィグ博士らに反論する。研究チームがノースダコタ州で2-5歳の子ども1345人の炭酸飲料摂取量を調べた結果、体重の変化とは関連がないことが分かったという。また、業界が出資したワシントン大の研究では、男女32人に食前に炭酸飲料またはフルーツクッキーを与えたところ、食事の量に変化はみられないとの結果が出ている。


こうした研究について、「出資者によって結果は真っ二つに分かれる」と指摘するのは、エール大の心理学者ケリー・ブラウネル氏だ。炭酸飲料への規制を求める研究者らと、これに反発する業界側との論争は今後もさらに続きそうだ。


小中女子「やせ傾向」増

 県教育委員会がまとめた二〇〇五年度学校保健統計調査報告書で、県内の女子小中学生は肥満傾向とともに、やせ傾向が進んでいることが分かった。身長と体重で計算するローレル指数でやせ傾向とされた中学三年女子は一九九九年度に比べて約三倍になっている。専門家は、女子児童・生徒のダイエット願望の高まりを指摘、「成長期の小中学生、高校生の時にやせ過ぎると、将来さまざまな病気を引き起こす恐れがある」と警鐘を鳴らしている。(屋良朝輝)
 二〇〇五年四―六月に、県内すべての公立小学校、中学校の全児童・生徒を対象に実施した健康診断を基に集計。ローレル指数では、指数99以下でやせ傾向、160以上で肥満傾向とされる。

 最もやせ傾向が強かったのは、小学六年女子の3・28%(九九年度2・51%)。次いで中学三年女子が3・01%で、九九年度の1・04%から1・97ポイント増加した。一方、肥満傾向とされる指数160以上も、最も高い中学三年女子で7・58%と高水準だった。

 女子は、小学一年から中学三年までのすべての学年で、九九年度よりやせ傾向の児童・生徒が増加。一方男子は、小学生で変動は見られるものの、中学三学年で大きな差は見られなかった。

 県学校栄養士会の安谷屋邦子会長は、子どもたちのダイエット願望の強さを指摘する。「高学年の女子になるほど、食べることは太ることと考え、給食の残量も増える傾向がある。体力、体格の基礎をつくる小中学生では、三食をバランスよく取る食生活が大切だ」と語る。

 那覇市医師会生活習慣病検診センターの崎原永辰副所長は、全国でもやせ傾向の女子児童・生徒が増えている状況を説明。「別の調査では県内の女子高生も、全国平均よりやせているという結果が出ている。肥満だけでなく、やせ過ぎにも注意が必要だ」と話す。

 崎原副所長は「やせ過ぎると筋肉も落ちてしまい、代謝障害が起こる可能性もある。ホルモンのバランスが悪くなり、将来月経や出産にも影響したり、さまざまな病気につながる危険性もある」と話している。


2006年03月08日

内臓脂肪から食欲抑える信号解明

 内臓脂肪から神経を通じて、脳に食欲を抑える信号が出ていることが、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(内分泌代謝学)らの研究でわかった。

 肥満の人はこの信号が弱くなっていると考えられ、回復させる方法が開発されれば、新たな肥満の治療法に道を開くと期待される。7日付の米科学誌「セル・メタボリズム」電子版に掲載される。

 肥満になると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の働きが悪くなることが知られている。研究チームが、肥満状態にしたマウスの内臓脂肪の細胞に、活動を活発化させる遺伝子を組み込んだところ、レプチンの働きが戻り、食事量は10分の1に減少、体重も数日で約1割減った。

 一方、内臓脂肪と脳を結ぶ神経を切断すると、同様に遺伝子を組み込んでもレプチンの働きは回復せず、この信号がレプチンの働きを制御し、食欲を調節していることがわかった。

 片桐教授は「肥満の人に食事・運動療法を指導してもうまくいかないことが多い。神経を刺激する方法を見つけ、新しい治療法を開発したい」と話している。


2006年03月06日

太った人ほど米飯を食べない

浦添総合病院(浦添市伊祖)健診センターが受診者約二千八百人を調べたところ、肥満度25以上の太った人が、やせた人や標準体重並みの普通の人に比べ標準体重当たりの米飯摂取量が少ないという結果が出た。脂質やタンパク質が多い副食を取り過ぎることが肥満増加につながっていることを裏付けた。

 二〇〇〇年九月から三カ月間に同センターを受診した二千八百十七人の米飯量と肥満の割合を調査した。その結果、二十代男性のやせた人の標準体重当たりの米飯量は四・一グラム、普通の人が三・三グラム、太った人が二・九グラムになった。各年代とも同様の傾向が見られた。

 調査分析した看護師の田中桂子事業部長(47)は「太った人はご飯を食べない分、食事のバランスがおかずなどの副食に片寄りがちだ。その結果、脂質やタンパク質の過剰摂取になり、肥満を招いている」と指摘している。


親世代より肥満

 2005年度に学校医から「肥満傾向」と判定された小中学生の割合は、6歳から14歳の全年齢で30年前の児童・生徒を上回っていることがこのほど、県教育委員会がまとめた学校保健統計調査報告書で明らかになった。県内で深刻な肥満の問題が指摘される中、小中学校の段階から食育を進めていく必要性があらためて示される結果となった。

 報告書は、県内すべての公立小中学校の児童・生徒を対象に昨年4月から6月にかけて実施された健康診断を基に集計。肥満傾向が沖縄の課題として指摘される中、その現状を子供の世代と親の世代を比較した。親の世代が小中学生だった時期を30年前の1975年度と想定した。

 今回、学校医から肥満と判定された小学生は全体の1・71%、中学生が0・98%で、75年度調査と比べ、全学年で本年度の方が肥満と判定された児童・生徒が多かった。最も差があるのは10歳で、本年度が2・28%だったのに対し、75年度は1・27%だった。

 那覇市医師会生活習慣病検診センターの崎原永辰副所長は「全国的にも約30年前に比べ、肥満の子供が約3倍になっている」と指摘。「見た目では肥満と分からない子供もおり、実際にはもっと多いだろう。小中学生のうちに食育にしっかり取り組まなければならない」と説明した。

 また、報告書では視力や虫歯の罹患(りかん)率の現状もまとめた。裸眼視力1・0未満の小学男子は29・50%(全国平均23・80)、同女子が36・55%(全国29・24%)、中学男子45・41%(全国44・28%)、同女子が53・03%(全国51・43%)といずれも全国平均を上回った。

 虫歯の罹患率は小学男子85・41%(全国69・29%)、同女子84・50%(全国67・04%)と、中学男子83・63%(60・61%)、同女子86・59%(全国64・93%)と大きく全国平均を上回った。


2006年03月04日

「肥満ぎみ」小学生減る全国下回る1.42%

 埼玉県内の子どものうち「肥満ぎみ」と診断された割合は、小学生で1・42%、中学生で1・37%だったことが、県教育局の二〇〇四年度まとめで分かった。

 小中学生とも全国平均(小学生2・47%、中学生2・0%)を下回っており、十年前と比べて肥満の子どもは減っている。二十八日の県議会で稲葉喜徳教育長が明らかにした。

 毎年春の定期健康診断の際、内科医が子どもの身長、体重、食生活、運動量などを総合的にみて「肥満傾向」などを診断する。

 県教育局健康教育課によると、一九九四年度には小学生の2・45%、中学生の2・09%が肥満傾向の診断を受けた。その後、肥満の子どもは減少している。

 ただ、〇四年度の尿検査の結果、小学生の0・06%から「糖」が検出されるなど、生活習慣病の予備軍といえる兆候があったという。

 同課は「肥満傾向の子どもが減っている詳しい要因は分からない。今後も正しい生活習慣を身に付けるよう指導していきたい」としている。


2006年03月01日

ダイエット経験者の4割弱は「効果なかった」

インテージとヤフーは2006年2月27日、女性の美容と健康についてのアンケート調査の結果を発表した。全体の66.5%が「やせたい」とする一方で、ダイエット経験者の4割弱は「効果があるものはひとつもなかった」と回答した。

20代から50代の女性472人の回答を集計した。美容・健康に関する願望で「自分にあてはまるもの」(複数回答)は、「やせたい」が66.5%に達してダントツの1位となった。他は僅差で、「肌のキメを整えたい」(54.9%)、「シミ・そばかすをとりたい」(54.7%)、「毛穴を目立たなくしたい」(52.3%)、「歯をきれいにしたい」(51.3%)など。

興味があるダイエット法は、「骨盤矯正」が最も多く53.2%に達する。そのほかでは、「ヨガ」が44.3%、「ウォーキング」が44.1%、「ゲルマニウム温浴・岩盤浴など(デトックスダイエット)」が43.0%でそれぞれ4割超えとなった。

また約8割の人が、なんらかのダイエットを試した経験があり、実際に試したことのあるものでは、「ウォーキング」が34.1%で最も多かった。次いで、「半身浴」(25.8%)、「ダイエット用サプリメントの摂取」(23.7%)などがあがった。

しかし、経験者の37.3%が「効果があるものはひとつもなかった」と答えており、失望している人が多いことがうかがわれる。なお、効果があったものは、「ウォーキング」(16.4%)と「炭水化物を抜く(減らす)」(10.1%)が2ケタ台に乗った。

このほか、もし、何の苦労もなく1カ月で理想の体重になれる画期的な方法があったら、いくらまでかけても良いかを聞くと、最も多かったのは「お金をかけたくない(0円)」の39.6%。ダイエットに金をかけることに否定的な意見が多かった。その一方で「10万円超」とした人も2.8%いた。



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