« 炭酸飲料は肥満の原因か | HOME | 世界の成人3億が肥満 子供1.7億が体重不足 »


2006年03月16日

米、炭酸飲料売り上げ減

米国で昨年、コーラをはじめとする炭酸飲料の売り上げが過去20年で初めて減少したことが13日までに明らかになった。炭酸飲料は「子供の肥満の原因」とやり玉に挙げられている。炭酸飲料の代わりにペットボトル入りの水が売り上げを伸ばしており、炭酸飲料離れは一段と進むとみられている。

 米業界誌ビバレッジ・ダイジェストのまとめによると、昨年米国で売れた炭酸飲料の総数は、前年比0.7%減の102億ケース。

 炭酸飲料の代表選手で米文化の象徴ともいわれるコーラの場合、コカ・コーラ社の基幹商品、クラシックが同2.0%減、ペプシ社のペプシは同3.2%減を記録。

 カロリーを抑えたダイエット・コーラを見ても、ダイエット・ペプシ(ペプシ社)が同1.9%減。ダイエット・コーク(コカ・コーラ社)でも同0.1%増とほぼ横ばいだった。

 米国で炭酸飲料の売り上げが落ちたのは、最近の健康志向の高まりに加え、昨今、社会問題化している子供の肥満の原因との説が浮上しているからだ。

 専門家らによると、米国人が摂取するカロリーの5分の1は飲料が占めている。米では約600ミリリットルの炭酸飲料に67グラムの砂糖が入っているといわれている。カロリー換算だと約250カロリーだ。

 これら炭酸飲料といったジュース類の消費量は、1977年から約20年間で、大人で約1.6倍、子供で約2倍に増加。肥満もほぼ倍増していたという。しかし、反対派は「肥満の原因は運動不足や偏った食生活。責任を炭酸飲料に押し付けるのはおかしい」と反発している。

 飲料業界に詳しいアナリストは「炭酸飲料はここ数年で今より1%程度は売り上げを減らすだろう。炭酸飲料を飲むのをやめた人の約6割が、ペットボトル入りの水を飲み始めているという調査もある。これからはペットボトル入りの水が売り上げを伸ばすだろう」と分析している。

 別のアナリストは「健康志向の高まりだけが原因ではない。消費者が全く新しいタイプの飲料を求め始めているのが原因ではないか」と予想している。

スポンサード リンク

« 炭酸飲料は肥満の原因か | HOME | 世界の成人3億が肥満 子供1.7億が体重不足 »

バックナンバー