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2006年02月13日

肥満予防、子供から 厚労省 生活習慣病対策へ食育

 生活習慣病の発症患者の増加が懸念されるため、厚生労働省は来年度から子供の肥満予防対策に乗り出す。生活習慣病の発症は、子供時代の乱れた食生活と生活習慣が影響しているとされ、増え続ける肥満児童の対策で、生活習慣病の発症を予防したい考えだ。

 厚労省の国民栄養調査によると、子供の肥満(標準体重の20%以上)は年々、増加傾向にある。中でも小学生の九-十一歳が顕著で、男児の肥満割合は昭和五十一-五十五年(平均)の8・4%から、二十年後の平成八年-十二年(同)には15・0%へ増加した。

 女児は思春期の十二-十四歳で鈍化傾向があるものの、九-十一歳では、7・5%から12・2%に増えている。
 子供の肥満が増えている背景を具体的に調べるために、厚労省は来年度、全国五つの都道府県で十地区を指定。小中学校の協力を得て、子供の体格(身長や体重)と肥満度、血中の総コレステロール値、中性脂肪値、血糖値など健康状態を調べるとともに、ファストフードの摂取量など、日ごろの食生活と運動習慣などをあわせて調査する。

 調査結果に基づいて、食生活改善に向けた講演会の開催や、飲食店に小冊子を配置するなど、地区内で食生活の改善運動などに取り組んでもらう。

 厚労省は、子供たちを生活習慣病予備軍にさせないために、早い時期での食育(食の教育)が重要とし、平成二十三年度までに肥満の小中学生を7%以下に減らす目標を設定し、対策に乗り出す。

 また、女児や女子生徒の中には「細身願望」から無理なダイエットに走るケースもみられるため、絶食など極端なダイエットも避けるよう指導していく方針だ。

 最近の研究で、肥満の男児(十二歳)には総コレステロール値と血圧の関係に異常が多いことが分かってきた。生活習慣病の予備軍化が懸念されている。
     ◇
 生活習慣病に詳しい寺本民生・帝京大学医学部教授(内科)の話 「子供のころに身についた食事などの生活習慣は大人になっても変わらず、いったん身についた悪習慣の改善は難しいだけに、小中学生の時期のきちんとした食育が必要だ」

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