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2005年12月04日
牛乳の新しい効用
このほど東京で開かれた国際学術フォーラムで、国立長寿医療センター先端医療部の細井孝之部長は、牛乳や乳製品に含まれている乳糖を餌に加えたラットは、乳糖を加えていない餌を食べたラットと比べ、体重や内臓脂肪、皮下脂肪の増加が抑えられた、総コレステロール値も低かった、と実験結果を紹介。乳糖が肥満や高脂血症の予防に役立つ可能性を示唆した。
最近では、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれ別の病気ではなく、内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因であることが分かってきた。内臓脂肪型肥満によって、いろいろな病気がおきやすくなっている状態がメタボリック症候群だ。男性ではウエストが85センチ以上、女性では90センチ以上あることが、同症候群と診断される基準の一つになっている。
同症候群にならないためには、生活習慣、特に食事と運動が重要とされている。牛乳や野菜などを上手に取り入れたバランスの良い食事を腹八分目にして、適度な運動が求められている。
食をはじめとした生活習慣を適切なものにして、メタボリック症候群のような病気を予防することは、国民的な課題といえる。そうした視点から、明らかになりつつある牛乳や乳製品の新たな効用に期待したい。
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