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2005年12月01日
おしりが厚いと注射も難しい~肥満の人には長い針が必要
おしりの皮下脂肪が厚いと普通の注射針では筋肉に届かず、薬が十分に効かない。そんな調査結果が、このほどシカゴで開かれた北米放射線医学学会で報告された。薬を行き渡らせるには長い注射針が必要になるという。
ロイター通信によると、調査を行ったのはダブリンのアデレード・アンド・ミース病院。アイルランド国内の病院ででん部に筋肉注射を受けた21~87歳の男女25人ずつ計50人を対象に、薬の効き具合を調べた。
その結果、3分の2の患者で有効成分が完全に吸収されていなかった。特に女性では、25人中23人が内部の筋肉まで注射針が届いていなかった。筋肉を覆う皮下脂肪の厚みが一般的な針の長さを上回っていたためで、同病院のビクトリア・チャン医師は「肥満が影響していることは間違いない」と話した。
針が筋肉に届かなかった場合、患者は適切な量の薬を与えられないだけでなく、薬が脂肪層にとどまることで感染症、かゆみが起きる恐れがある。でん部には太い血管や神経、骨がないため、筋肉注射に適している。筋肉には細い血管が多く、薬を早く体内に行き渡らせるのに都合が良い。脂肪の部分には血管が少ない。
肥満度指数(BMI)が30を上回る人は現在、全世界で3億人以上といわれる。米成人の約65%は、標準体重を上回る「太り気味」またはより多く上回る「肥満」である。
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