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2005年10月28日
減量手術に警告~術後の入院数が増加
減量目的の胃バイパス手術を受けた後に入院する割合が増加していることが、調査で明らかになった。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、肥満に伴う糖尿病や高血圧の進行を食い止める効果を指摘する調査結果に後押しされ、2004年は約14万件の胃バイパス手術が行われた。手術の支持者は、2万~4万ドルに上る手術代は健康の改善とともに数年で相殺できるとしている。
一方で、カリフォルニア州で1995年から2004年まで行われた大規模な調査によると、手術から3年以内に1回以上入院した患者は全体の40.4%を占め、手術前の同20.2%の倍に上った。
同調査をまとめたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部のデビッド・ジングモンド助教授は、「手術後の入院数は減少すると思われており、調査結果には少し驚いている」と述べた。調査は6万77人の同州民を対象に行われた結果をまとめ、米医学学会誌(JAMA)の先週号に掲載された。
また、同誌に掲載された他の調査によると、政府の高齢者保険(メディケア)対象者である65歳以上の患者や身体障害者に対する減量手術は、当初考えられていたより危険度が高いことも分かった。
97年から02年までの間に同手術を行った1万6155の患者を調べた結果、術後30日以内の死亡者は4.8%を占め、冠動脈血管再建など他の手術の2倍に上った。調査した患者の平均年齢は47.7歳で、過剰な肥満体質の人は何らかの障害を抱えているため若くてもメディケアの対象になることも分かった。
大手保険会社は、減量手術への保険支払いの削減を開始している。エトナのチャールズ・カトラー最高医療責任者(CMO)は、「手術の安全性に対する懸念を抱き始めている。需要の増加とともに、経験不足なのに手術を行う病院や外科医が増えている」と述べた。
