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2005年09月04日

肥満体質を遺伝子的に診断するDNA測定器

 肥満や糖尿病など生活習慣病になりやすい体質を遺伝子的に診断するDNA測定器が富山県工業技術センターによって開発された。試作器ながら百%近い精度を達成しており、小型化や計測時間の短縮を進めて、医療機関での健康診断などへの活用を目指す。

 コーセル、立山科学工業グループ、日置電機の三社などと共同開発した。県の「とやま医薬バイオクラスター」の一環として二〇〇二(平成十四)年から制作に取り組んでいる。

 測定器は、数センチ角のガラス基板にDNAの断片を微量ずつ垂らした「DNAチップ」を載せて、電圧をかけることで抵抗変化を測る。糖尿病、肥満、高血圧、高脂血症、動脈硬化になりやすい遺伝子の有無を判定する。

 既存の測定器は直流電圧をかける方式で測定結果にばらつきが出やすい面があった。センターが開発した測定器は交流電圧を使うことで、精度を高め、繰り返して検査できる利点があるという。同センターでは電極の清浄化や形状の改良、最適な周波数を見つけて装置化した。

 県工業技術センターではDNAチップの開発にも産学官で取り組んでいる。測定器は七日から横浜市で開かれるバイオジャパン2005に出品される。

 県工業技術センターの谷野克巳次長は「県内メーカーの優れた技術があってこそできた。改良を加えて市販レベルにしたい」と話している。

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