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2005年05月31日

女性の肥満は収入や地位に影響?

肥満傾向の女性はやせている女性に比べ、経済的、社会的地位の面で不利な状況に置かれやすいとの研究結果を、米社会学者らがこのほど発表した。こうした影響は、男性にはみられないという。

研究はニューヨーク大のドールトン・コンリー氏らがまとめ、全米経済研究所(NBER)のウェブサイトに掲載された。

チームでは、女性の体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割ったBMI(体格指数)と、収入や職業との関係を調査。その結果、BMIが1%増えるごとに、その女性が属する世帯の収入は約0.6ポイントずつ減少していることが分かった。また本人が就いた職業については、主観的な格付けを示す「職業威信スコア」が、BMI1%ごとに0.4ポイントずつ低下していたという。

コンリー氏はその背景として、肥満傾向の女性は一般のグループに比べ(1)結婚する率が低い(2)結婚相手の所得が低い(3)離婚率が高い――との要因を挙げている。「この3点が絡み合い、結果として収入レベルが低くなるのではないか」と、同氏らは主張する。

これに対しては「そもそも経済的、社会的地位の低い家庭で育った女性の方が肥満になりやすいために、こうした数字が出ているのでは」との反論もあり得る。しかし、研究チームでは兄弟姉妹のケースなどを調べた結果、その可能性は低いとの結論に達したという。

一方、男性のデータについて同様の分析を試みたところ、BMIと収入、結婚率、離婚率などとの間に相関関係はなかった。チームでは「男性の出世は身長に左右される」との説についても検証したが、影響は一切ないと結論付けている。

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