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2005年05月30日

生活習慣病予防に中鎖脂肪酸

 脂肪は大切な栄養素のひとつだが、取り過ぎると肥満や動脈硬化などにつながる。最近、油の中でも「中鎖脂肪酸」が注目されている。

 油の主成分の脂肪酸には、分子構造の長さによって、長鎖脂肪酸(多くの植物油や牛脂、ラードに多い)、中鎖脂肪酸(ココナツ油など)、短鎖脂肪酸(バターなど)がある。中鎖脂肪酸は母乳や牛乳にも含まれ、手術後の流動食や未熟児のエネルギー補給などに利用されてきた。

 この中鎖脂肪酸が体脂肪の蓄積を抑えたり、体重を減少させたりするのに効果的なことが分かった。肥満気味の男女82人を二群に分け、中鎖脂肪酸を含む油と通常の植物油(大豆と菜種の混合)各14グラムを12週間にわたって摂取してもらい、体脂肪などを比較(表参照)した研究報告で、中鎖脂肪酸が肥満の予防など生活習慣病の予防になることが裏づけられた。

 中鎖脂肪酸入り油は日清オイリオグループが販売している。同試験にかかわった近藤和雄・お茶の水女子大教授は「中鎖脂肪酸は食後の中性脂肪上昇を抑えるデータもある」と話す。1日大さじ1杯の中鎖脂肪酸入り油が健康維持に役立ちそうだ。

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