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2005年05月14日
体組成計って?
■体の変化知る目安に
外見は体重計と似ている。使い方は体重計と同様に機器の上に両足で乗るタイプや、機器の上に乗りつつ同時に両手でバーを握って測定するタイプが一万円前後で市販されている。
「手、足から微弱な電流を流し、流れ具合を示す電気抵抗値を測って探り出します。電気抵抗値は、電気が通る部分の水分量によって決まる。脂肪部分は水分が少ないので電気をほとんど通さないが、筋肉など脂肪以外の部分は、電気が通りやすい。電気抵抗値を測ることで、脂肪と、それ以外の部分の割合を推定できるのです」とオムロンヘルスケア肥満ソリューショングループの平川輝章マネジャー。
電気抵抗値と身長、体重、年齢、性別などから体脂肪率や筋肉量などをわりだす推定式が機器に組み込まれている、使用前に身長、年齢、性別などの基礎情報を入力するのは、このためだ。足のみで測定する機器は下半身、手足を使う機器は上半身の測定に向いている。
体全体についた脂肪を体脂肪と言い、体重のうち体脂肪の重量が占める割合「体脂肪率」を測定できる。体脂肪には主に皮下脂肪と内臓脂肪があり、体組成計は「内臓脂肪」について、生活習慣病が起こりやすいレベルかどうかを示す。
「筋肉量」「骨量」を測定する機器や、安静にしている時に消費するエネルギー量「基礎代謝」を測定する機器もある。基礎代謝のうち約三分の一は筋肉によって消費されており、筋肉が多いほど大きくなるので筋肉の量を知る目安にもなる。
また、肥満の指標として定着している「BMI」の数値も表示される。体重を身長の二乗で割った数値で、BMIが25以上は肥満、18以下はやせと分類される。いちいち計算するのが面倒な人には便利かも。
体組成計で測定する数値は正確なのか。
「体組成計は、内臓脂肪などを直接測定するわけではなく、統計値などから導き出した結果なので『これくらいかな』という目安にすればよい。正確には(病院で)CTスキャンで測定するものです」と京都市立病院・糖尿病代謝内科の吉田俊秀部長は話す。
おへそ辺りの横断面で測る内臓脂肪の面積が百平方センチメートルを超えると、糖尿病や高脂血症など肥満の合併症が起こりやすく、現在発症していなくても起こる確率が高い。病院の肥満外来では、BMIが25以上であり、かつ内臓脂肪の面積が百平方センチメートルを超えている人が治療の対象になる。食事や運動療法で減らせる。
健康管理のために脂肪に関心を持つことは的はずれではないが、体組成計には、数値の正確さよりも、長い目で見た体の変化をチェックする役割を期待する方がよさそうだ。
「体の水分をよくふきとってから、素足で測ってください」とタニタの担当者。
吉田部長も「測定するときは、変化が分かるように毎日同じ時間帯、同じ条件で測るようにしてください」とアドバイスする。
