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2005年04月20日

ヘスペリジン:血中の中性脂肪を減らす作用確認

林原生物化学研究所(岡山市下石井1)は、98年に開発した糖転移ヘスペリジンに血中の中性脂肪を減らす作用があることを確認した。動脈硬化などの予防に役立つとして、食品や医薬品などへの応用を目指す。

 ヘスペリジンはかんきつ類の皮などに含まれるビタミンPの一種で、毛細血管を強化する作用などがある。水に溶けにくいが、ブドウ糖と結合させた糖転移ヘスペリジンは10万倍の水溶性を持ち、食品添加物として利用されている。

 効能をさらに研究した結果、肝臓内で脂肪酸とコレステロールの結合を抑えることなどが分かった。実験では、糖転移ヘスペリジン500ミリグラムの錠剤を6カ月間飲み続けた30~50代の男性25人のうち、高脂血症の8人の血中中性脂肪が0・1リットルあたり平均226・5ミリグラムから同147ミリグラムに減少した。副作用などはなかった。

 三鼓仁志・同研究所担当研究員は「健康な人に影響はなく、食品などにも安心して利用できるのではないか」と話している。研究成果は5月12日に東京農大で始まる第59回日本栄養・食糧学会大会で発表する。

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