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2005年04月03日
10代の肥満・軽肥満5年前の2倍
県福祉保健部が、二十八日公表した二〇〇三年度県民健康栄養調査によると、県内の十五―十九歳男女の体脂肪率が増え、肥満・軽肥満の割合が前回調査(一九九八年度)の二倍に達していることが明らかになった。食事に占める脂質や食塩の量も高く、生活習慣病の予備軍となっていることが浮き彫りになった。
全体では、一日の総摂取量に占める脂質摂取量は28・4%と前回の31%より改善しているが、適正値の20―25%に比べまだ高い。県は「各世代に応じた栄養指導が重要。バランスのいい食生活を心掛けてほしい」と呼び掛けている。
同調査は五年に一度行われ、昨年十一月に「栄養」「身体状況」「血液」「口腔内状況」「生活習慣」の五項目について約二千人を対象に実施した。
体脂肪率による肥満判定では、十五―十九歳の男性が、軽肥満(体脂肪率20―25%)肥満(同25%以上)を合わせて61・9%と、五年前の31・6%の約二倍。女性(軽肥満30―35%、肥満35%以上)も12・5%から26%と二倍以上に増加した。
栄養調査では、脂質摂取割合が全体で減った一方で、年齢別で十五―十九歳の男女が31%を超過。「一日十グラム以下」が目標の食塩摂取量も、全体で九三年度一〇・七グラム、九八年度九・三グラム、二〇〇三年度九グラムと減少したが、十五―十九歳男性は一〇・六グラムと一番高かった。
全体では、脂質摂取量が減少した半面、「過剰摂取」の割合も44・5%と多く、食生活に気をつけている人と無頓着な人の差が明確に。
一方で、一日に必要なカルシウムの充足率が80%以下の人が52・5%、四人に一人は50%にも満たなかった。鉄分も充足率80%以下の人が約65%と、不足が目立った。一日の野菜摂取量は、前回の二三二・七グラムから二百六十四グラムに増えたが、目標値の三百五十グラムにはまだ足りていない。
身体状況では、生活習慣病の原因とされる「内臓肥満」の目安となる腹囲(適正値・男性八五センチ、女性九〇センチ以内)が、男性の三十歳代から急増、六十代以上は六割以上に上った。
仲宗根正健康増進課長は「思春期児童への栄養指導や、朝食欠食や外食の多い二十、三十代など、各世代ごとの対策が必要。主食、主菜、副菜というバランスのいい食生活を考えてほしい」と話した。
