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2005年03月18日
<肥満>米国の平均余命押し下げる 研究者ら警告
米国人の3人に1人が悩む「肥満による短命」が、今世紀後半には米国の平均余命を押し下げる可能性があるとの調査を、米イリノイ大シカゴ校などの研究者らが16日公表した。特に、子供や少数民族の肥満が深刻で、研究者らは「将来的にはがん以上の短命の要因となる可能性もある」と警告している。
米疾病予防センター(CDC)によると、米国人の平均余命は03年で77.6歳と過去最長で、前年より0.3歳延びた。米政府のこれまでの予測では今世紀後半には80歳半ばに達する見込みだ。
今回の調査は、既存データを元に同大のオルシャンスキー教授らが肥満と平均余命の関係を調べた。それによると、現在の成人の肥満による短命の影響は4~9カ月だが、今後50年間に2~5年に上昇する可能性があるという。最大の要因は、「ファストフードや高糖分飲料などによる子供の肥満の拡大」(調査に加わったボストン子供病院のルードウィグ博士)だという。
CDCの99~02年のデータでは、6~19歳の16%、約900万人が肥満で、80年と比べ約3倍に激増している。特に、黒人(21%)やヒスパニック(23%)の12~19歳で肥満が広がっている。
結果については「悲観的過ぎる」とする声もあるが、オルシャンスキー教授らは肥満に伴う糖尿病や心臓病で平均余命が短くなり、ブッシュ政権が指摘する「社会保障制度の危機」が起こらない可能性も指摘している。
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